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131~140

133 : レプユニットの非因数

1のみからなる数をレプユニット(repunit)という。R(k)R(k)R(k)を長さkkkのレプユニットとする。 例えばR(6)=111111R(6) = 111111R(6)=111111となる。

R(10n)R(10^n)R(10n)というレプユニットについて考える.

R(10),R(100),R(1000)R(10), R(100), R(1000)R(10),R(100),R(1000)は 17 では割り切れないが, R(10000)R(10000)R(10000)は 17 で割り切られる. さらに,R(10n)R(10^n)R(10n)が 19 で割り切られるようなnnnは存在しない. 驚くべきことに, R(10n)R(10^n)R(10n)の因数となりうる100未満の素数は 11, 17, 41, 73 の4個のみである.

R(10n)R(10^n)R(10n)の因数となりえない100000未満の素数の和を求めよ.

136 : 単体差分

x,y,zx, y, zx,y,zを等差数列となるような正の整数とする. 正の整数nnnがn=20n = 20n=20と与えられたときに, 方程式x2−y2−z2=nx^2 - y^2 - z^2 = nx2−y2−z2=nは唯一つの解を持つ.

132−102−72=2013^2 - 10^2 - 7^2 = 20132−102−72=20

実のところ100未満のnnnについて方程式が唯一つの解を持つようなnnnは25個存在する.

5000万未満のnnnについて方程式が唯一つの解を持つようなnnnは何個存在するか?

134 : 素数ペアの結合

連続する素数p1=19,p2=23p_1 = 19, p_2 = 23p1​=19,p2​=23について考える. 121912191219は末尾の桁がp1p_1p1​からなりp2p_2p2​で割り切れる最小の数であることが確かめられる.

実際,p1=3,p2=5p_1 = 3, p_2 = 5p1​=3,p2​=5を除けば, 全てのp2>p1p_2 > p_1p2​>p1​なる連続する素数のペアについて, 末尾の桁が p1p_1p1​からなりp2p_2p2​で割り切れる数nnnが存在する.SSSをnnnの最小のものであるとする.

5≤p1≤10000005 ≤ p_1 ≤ 10000005≤p1​≤1000000を満たす連続する素数のペア全てに対し∑S\sum S∑Sを求めよ.

131 : 素数と立方数の関係

いくつかの素数pppでは, ある正の整数nnnが存在して, n3+pn2n^3+pn^2n3+pn2が立方数になる.

例えば, p=19p = 19p=19のときには, 83+19×82=1238^3+19×8^2=12^383+19×82=123である.

このような性質を持つ各素数について, nnnの値は一意に定まる. また, 100未満の素数では4つしかこの性質を満たさない.

この性質を持つ100万未満の素数は何個あるだろうか?

132 : 巨大なレプユニットの因数

1のみからなる数をレプユニットという. R(k)R(k)R(k)を長さkkkのレプユニットとする.

例えば,R(10)=1111111111=11×41×271×9091R(10) = 1111111111 = 11×41×271×9091R(10)=1111111111=11×41×271×9091となり, 素因数の和は9414となる.

R(109)R(10^9)R(109)の最初の40個の素因数の和を求めよ.

135 : 同一差分

正の整数x,y,zx, y, zx,y,zが等差数列として与えられたとき,x2−y2−z2=nx^2 - y^2 - z^2 = nx2−y2−z2=nがちょうど2個の解を持つような最小の正の整数nnnはn=27n = 27n=27である.

342−272−202=122−92−62=2734^2 − 27^2 − 20^2 = 12^2 − 9^2 − 6^2 = 27342−272−202=122−92−62=27

n=1155n = 1155n=1155は, 方程式がちょうど10個の解を持つ最小の値である.

ちょうど10個の解を持つようなnnnは, 100万未満にいくつ存在するか?

137 : フィボナッチ金塊

フィボナッチ数列Fk=1,1,2,3,5,8,…F_k = 1, 1, 2, 3, 5, 8, \dotsFk​=1,1,2,3,5,8,…すなわちFk=Fk−1+Fk−2,F1=1,F2=1F_k = F_{k-1} + F_{k-2}, F_1 = 1, F_2 = 1Fk​=Fk−1​+Fk−2​,F1​=1,F2​=1によって与えられる無限級数AF(x)=xF1+x2F2+x3F3+…A_F(x) = xF_1 + x^2F_2 + x^3F_3 + \dotsAF​(x)=xF1​+x2F2​+x3F3​+…を考える.

この問題では, AF(x)A_F(x)AF​(x)が正の整数となるようなxxxの値について考える. 驚くべきことに, AF(12)=(12)×1+(12)2×1+(12)3×2+(12)4×3+(12)5×5+⋯=12+14+28+316+532+⋯=2A_F(\frac{1}{2}) = (\frac{1}{2})\times 1 + (\frac{1}{2})^2\times 1 + (\frac{1}{2})^3\times 2 + (\frac{1}{2})^4\times 3 + (\frac{1}{2})^5\times 5 + \dots = \frac{1}{2} + \frac{1}{4} + \frac{2}{8} + \frac{3}{16} + \frac{5}{32} + \dots = 2AF​(21​)=(21​)×1+(21​)2×1+(21​)3×2+(21​)4×3+(21​)5×5+⋯=21​+41​+82​+163​+325​+⋯=2である.

最初の5つの自然数に対する x の値を下表に示す.

1

2

xが有理数のときのの値を, 非常に稀なので, "金塊" (golden nugget) と呼ぶ. 実際, 10番目の"金塊"は74049690である.

15番目の"金塊"を求めよ.

13−23\frac{\sqrt{13}-2}{3}313​−2​

3

89−58\frac{\sqrt{89}-5}{8}889​−5​

4

34−35\frac{\sqrt{34}-3}{5}534​−3​

5

AF(x)A_F(x)AF​(x)
xxx
AF(x)A_F(x)AF​(x)
2−1\sqrt{2}−12​−1
12\frac{1}{2}21​

138 : 特殊な二等辺三角形

底の長さが, 脚の長さが17の二等辺三角形を考える.

ピタゴラスの定理より, 三角形の高さとなる. 高さは底の長さより1だけ短い.

とすると, となり, これは底の長さより1だけ長い. この三角形はという性質を持つ二等辺三角形の中で二番目に小さい.

が全て正の整数であるとし, そのような二等辺三角形の中で小さい順に12個取ったときのを求めよ.

139 : ピタゴラスタイル

で各辺の長さが整数の直角三角形の三辺を表す. 一辺の長さがの正方形中に先ほどの三角形を4つ配置することが可能である.

例えば-三角形はの正方形に4つ配置される. このとき, 中央部にの穴が空いている. また, の正方形は25個のの正方形で敷き詰めることができる.

しかし, -三角形を使った場合は穴のサイズがになり, の正方形ではの正方形を敷き詰めることができない.

では, 未満の周囲長を持つ直角三角形を考え, 上のような敷き詰め方を許す直角三角形の数を答えよ.

bbb
161616
LLL
h=172−82=15h = \sqrt{17^2 − 8^2} = 15h=172−82​=15
b=272,L=305b = 272, L = 305b=272,L=305
h=273h = 273h=273
h=b±1h = b ± 1h=b±1
h=b±1,b,Lh = b ± 1, b, Lh=b±1,b,L
∑L\sum L∑L
(a,b,c)(a, b, c)(a,b,c)
ccc
(3,4,5)(3, 4, 5)(3,4,5)
5×55×55×5
1×11×11×1
5×55×55×5
1×11×11×1
(5,12,13)(5, 12, 13)(5,12,13)
7×77×77×7
7×77×77×7
13×1313×1313×13
10810^8108

140 : 変形フィボナッチ金塊

3項間漸化式Gk=Gk−1+Gk−2,G1=1,G2=4G_k = G_{k-1} + G_{k-2}, G_1 = 1, G_2 = 4Gk​=Gk−1​+Gk−2​,G1​=1,G2​=4 (Gk=1,4,5,9,14,23,…G_k = 1, 4, 5, 9, 14, 23, \dotsGk​=1,4,5,9,14,23,…) によって与えられる無限級数AG(x)=xG1+x2G2+x3G3+…A_G(x) = xG_1 + x^2G_2 + x^3G_3 + \dotsAG​(x)=xG1​+x2G2​+x3G3​+…を考える.

この問題では,AG(x)A_G(x)AG​(x)が正の整数となるようなxxxの値について考える.

最初の5つの自然数に対するxxxの値を下表に示す.

********

********

1

2

x が有理数となるときの AG(x) の値を"金塊" (golden nugget) と呼ぶことにする. "金塊"は次第に稀になっていき, 20番目の"金塊"は 211345365 となる.

最初の30個の"金塊"の和を求めよ.

22−26\frac{\sqrt{22}−2}{6}622​−2​

3

137−514\frac{\sqrt{137}−5}{14}14137​−5​

4

12\frac{1}{2}21​

5

xxx
AG(x)A_G(x)AG​(x)
5−14\frac{\sqrt{5}−1}{4}45​−1​
25\frac{2}{5}52​