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181~190

185 : Number Mind

Number Mind は, 有名なゲームMaster Mindの変種である.

色つきのペグの代わりに, 秘密の数字を推理する. 推理するごとに, 正しい桁がいくつあったかのみが伝えられる. つまり, 答えが1234で, 2036と推理した場合, 1つの桁が正しいと伝えられる. 数字は正しいが場所が違うということは伝えられない.

例えば, 以下の5桁の推理では,

90342 ;2 桁正しい 70794 ;0 桁正しい 39458 ;2 桁正しい 34109 ;1 桁正しい 51545 ;2 桁正しい 12531 ;1 桁正しい

答えの数字は39542の唯一つとなる.

以下の推理に基づいて,

5616185650518293 ;2 桁正しい 3847439647293047 ;1 桁正しい 5855462940810587 ;3 桁正しい 9742855507068353 ;3 桁正しい 4296849643607543 ;3 桁正しい 3174248439465858 ;1 桁正しい 4513559094146117 ;2 桁正しい 7890971548908067 ;3 桁正しい 8157356344118483 ;1 桁正しい 2615250744386899 ;2 桁正しい 8690095851526254 ;3 桁正しい 6375711915077050 ;1 桁正しい 6913859173121360 ;1 桁正しい 6442889055042768 ;2 桁正しい 2321386104303845 ;0 桁正しい 2326509471271448 ;2 桁正しい 5251583379644322 ;2 桁正しい 1748270476758276 ;3 桁正しい 4895722652190306 ;1 桁正しい 3041631117224635 ;3 桁正しい 1841236454324589 ;3 桁正しい 2659862637316867 ;2 桁正しい

16桁の唯一つの答えの数字を答えよ.

182 : RSA暗号

RSA暗号は以下のアルゴリズムに基づいている:

  • 鍵生成

    1. 二つの異なる素数pppとqqqを生成する.

    2. n=pqn=pqn=pqとし,φ=(p−1)(q−1)φ=(p-1)(q-1)φ=(p−1)(q−1)とする.

    3. の範囲でとなる整数を決定する.

  • 暗号化

    1. 平文を中の整数とする. 平文は以下の方法で中の整数に暗号化される.

    2. とし,を暗号文とする.

  • 復号

    1. 暗号文をとし以下の操作を行う.

    2. となるを計算する.が元の平文となる.

さてあるとについてとなることがある. 以下,となるを公然の平文と呼ぶことにする.

公開鍵の一部を選ぶときには, 公然の平文が多くならないという点が重要である. 例えばとする. このときでありである. もしとすると,であるが, 全ての平文が公然の平文となってしまう. についてどのような選び方をしても, 必ずいくつかは公然の平文が存在する. 従って, 公然の平文の数を最小化するようにを選ぶのは重要である.

さて,とする. このとき, 公然の平文の個数が最小となる全てのの総和を求めよ (ただしかつ).

184 : 原点を含む三角形

原点を中心とした半径rrrの円の内部に含まれる点(x,y)(x,y)(x,y), すなわちx2+y2<r2x^2 + y^2 < r^2x2+y2<r2, の座標が整数となる集合IrI_rIr​を考える.

半径2の場合,I2I_2I2​は(0,0),(1,0),(1,1),(0,1),(−1,1),(−1,0),(−1,−1),(0,−1),(1,−1)(0,0), (1,0), (1,1), (0,1), (-1,1), (-1,0), (-1,-1), (0,-1), (1,-1)(0,0),(1,0),(1,1),(0,1),(−1,1),(−1,0),(−1,−1),(0,−1),(1,−1) の9点を要素に持つ.I2I_2I2​を頂点とし, 原点を内部に含むような三角形は8個存在する. そのうち2つを下図に示す. 残りは回転で得られる.

半径3の場合は,I3I_3I3​を頂点とし, 原点を内部に含むような三角形は360個存在し,I5I_5I5​では10600個存在する.

I105I_{105}I105​を頂点とし, 原点を内部に含むような三角形はいく

つ存在するか?

187 : 半素数

合成数とは2つ以上の素因数を含む整数のことである. 例えばが合成数である.

30以下には丁度2つの素因数を含む合成数 (異なる素因数でなくてもよい) が, 10個存在する. 4, 6, 9, 10, 14, 15, 21, 22, 25, 26がそうである.

合成数について, 丁度2つの素因数を含む合成数 (異なる素因数でなくてもよい) はいくつあるか.

190 : 加重積の最大化

をかつ,を最大にする項の正の実数の組とする.

例えばであることが分かる (ただしは実数の整数部分を取り出す関数).

についてを求めよ.

186 : あるネットワークの連結性

100万人のユーザをもつ電話システムの通信記録がある。

181 : 2色の物体をグループ分けする場合の数の調べ上げ

3つの黒い物 B と1つの白い物 W を持っているとき, これらは7通りにグループ分け出来る.

60個の黒い物 B と40個の白い物 W は何通りにグループ分け出来るか?

1<e<φ1<e<φ1<e<φ
gcd⁡(e,φ)=1\gcd(e,φ)=1gcd(e,φ)=1
eee
[0,n−1][0,n-1][0,n−1]
mmm
[0,n−1][0,n-1][0,n−1]
c=memod  nc=me \mod nc=memodn
ccc
ccc
ed=1mod  φed=1 \mod φed=1modφ
ddd
m=cdmod  nm=cd \mod nm=cdmodn
eee
mmm
memod  n=mme \mod n=mmemodn=m
memod  n=mme \mod n=mmemodn=m
mmm
eee
p=19,q=37p = 19, q = 37p=19,q=37
n=19×37=703n = 19 \times 37 = 703n=19×37=703
φ=18×36=648φ = 18 \times 36 = 648φ=18×36=648
e=181e = 181e=181
gcd⁡(181,648)=1\gcd(181, 648) = 1gcd(181,648)=1
m  (0≤m≤n−1)m \; (0≤m≤n-1)m(0≤m≤n−1)
eee
eee
p=1009,q=3643p = 1009, q = 3643p=1009,q=3643
eee
1<e<φ(1009,3643)1<e<φ(1009,3643)1<e<φ(1009,3643)
gcd⁡(e,φ)=1\gcd(e,φ)=1gcd(e,φ)=1
15=3×5,9=3×3,12=2×2×315 = 3 × 5, 9 = 3 × 3, 12 = 2 × 2 × 315=3×5,9=3×3,12=2×2×3
n<108n < 10^8n<108
Sm=(x1,x2,…,xm)S_m = (x_1, x_2, \dots, x_m)Sm​=(x1​,x2​,…,xm​)
x1+x2+⋯+xm=mx_1 + x_2 + \dots + x_m = mx1​+x2​+⋯+xm​=m
Pm=x11×x22×⋯×xmmP_m = {x_1}^1 \times {x_2}^2 \times \dots \times {x_m}^mPm​=x1​1×x2​2×⋯×xm​m
mmm
[P10]=4112[P_{10}] = 4112[P10​]=4112
[⋅][ \cdot ][⋅]
2≤m≤152 ≤ m ≤ 152≤m≤15
∑[Pm]\sum [P_m]∑[Pm​]

701497

...

...

...

nnn番目の記録の掛けた側と掛けられた側の電話番号は Caller(n)=S2n−1\textrm{Caller}(n) = S_{2n-1}Caller(n)=S2n−1​ と Called(n)=S2n\textrm{Called}(n) = S_{2n}Called(n)=S2n​ で与えられる。S1,S2,…S_1, S_2, \dotsS1​,S2​,…は『ラグ付きフィボナッチ生成器』で定義される:

1≤k≤551 ≤ k ≤ 551≤k≤55については、Sk=[(100003−200003k+300007k3) mod 1000000]S_k = [(100003 - 200003k + 300007k^3) \bmod 1000000]Sk​=[(100003−200003k+300007k3)mod1000000]

56≤k56 ≤ k56≤kでは、Sk=[(Sk−24+Sk−55) mod 1000000]S_k = [(S_{k-24} + S_{k-55}) \bmod 1000000]Sk​=[(Sk−24​+Sk−55​)mod1000000]である.

もし Caller(n)=Called(n)\textrm{Caller}(n) = \textrm{Called}(n)Caller(n)=Called(n) であれば、ユーザは間違って電話を掛けたとされ通信は切断される。そうでない場合には、通信は成功している。

X が Y に電話を掛けるかその逆のときに、ユーザ X とユーザ Y が友達であると呼ぶ。同様に、X が Y の友達であるかつ Y が Z の友達であるとき、X が Z の友達の友達であると呼ぶ。同様にして長い連鎖が得られる。

首相の電話番号は524287である。首相自身も含めた全ユーザのうち99%が首相の友達、または友達の友達、…になるには、間違い電話を除いて何回電話を掛ける必要があるか?

Rec Nr

Caller

Called

1

200007

100053

2

600183

500439

3

600863

(BBBW) (B,BBW) (B,B,BW) (B,B,B,W) (B,BB,W) (BBB,W) (BB,BW)

189 : 三角形格子の三色塗り分け

以下の64個の三角形の配置を考えよう.

今, 隣り合う三角形が同じ色にならないように, 各三角形の内部を赤, 緑, 青で塗り分ける. このような色の塗り分け方を「有効」と呼ぶ. ただし三角形が隣り合っているの意味は, 辺を共有していることとする. (頂点を共有しているだけの場合には, 隣り合うとは呼ばない.)

上の三角形の配置については, 例えば以下の有効な塗り分け方がある.

塗り分けCから回転または反転によって得られた塗り分け方C'はCとC'が同じでない場合には, 異なるものとして数え上げる.

上の三角形の配置について, 異なる有効な塗り分け方は何通りか?

188 : ある数のハイパーべき乗

数aaaの正整数bbbによる ハイパーべき乗 (hyperexponentiation) または テトレーション (tetration) をa↑↑ba↑↑ba↑↑bまたはba^babaと書き, 以下のように再帰的に定義する.

  • a↑↑1=aa↑↑1 = aa↑↑1=a

  • a↑↑(k+1)=a(a↑↑k)a↑↑(k+1) = a^{(a↑↑k)}a↑↑(k+1)=a(a↑↑k)

定義によれば3↑↑2=33=273↑↑2 = 3^3 = 273↑↑2=33=27であり,3↑↑3=327=76255974849873↑↑3 = 3^{27} = 76255974849873↑↑3=327=7625597484987となる. また, 3↑↑43↑↑43↑↑4は大体103.6383346400240996×101210^{3.6383346400240996 \times 10^{12}}103.6383346400240996×1012となる.

の最後の8桁を求めよ.

183 : 分割した積の最大値

NNNを正整数とし、NNNをkkk個に等分する、すなわちr=N/kr=N/kr=N/kとする。N=r+r+⋯+rN = r + r + \dots + rN=r+r+⋯+rである。PPPをその分割数の積とする、すなわちP=r×r×⋯×r=rkP = r × r × \dots × r = r^kP=r×r×⋯×r=rkとする。

例えば、11を5つに分割すると11=2.2+2.2+2.2+2.2+2.211 = 2.2 + 2.2 + 2.2 + 2.2 + 2.211=2.2+2.2+2.2+2.2+2.2となる。このときP=2.25=51.53632P = 2.2^5 = 51.53632P=2.25=51.53632である。

M(N)=P_\maxとする。

N=11N=11N=11の場合には4つに分けた場合がP_\max=(11/4)^4で最大となる。すなわちM(11)=14641/256=57.19140625M(11) = 14641/256 = 57.19140625M(11)=14641/256=57.19140625であり、有限小数である。

しかし、N=8N=8N=8の場合には最大値は3つに分けたときに得られ、M(8)=512/27M(8)=512/27M(8)=512/27となる。これは無限小数 (循環小数) である。

さて、M(N)M(N)M(N)が無限小数のときD(N)=ND(N)=ND(N)=N、M(N)M(N)M(N)が有限小数のときD(N)=−ND(N)=-ND(N)=−Nとする。

についてとなる。

についてを求めよ。

1777↑↑18551777↑↑18551777↑↑1855
5≦N≦1005 ≦ N ≦ 1005≦N≦100
∑D(N)=2438\sum D(N) = 2438∑D(N)=2438
5≦N≦100005 ≦ N ≦ 100005≦N≦10000
∑D(N)\sum D(N)∑D(N)