以下のように, 10進法で自然数を0から書いていく. 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12....
ある桁の数が d = 1 について考える. 数nを書いた後, 1が出現する回数を更新する. この数を f(n,1) とする. f(n,1) の最初の値は以下のようになる.
n
f(n,1)
0
0
1
1
2
1
3
1
4
1
5
1
6
1
7
1
8
1
9
1
10
2
11
4
12
5
f(n,1) は決して3にならないことに注意. つまり, f(n,1) = n の最初の2つの解は, n = 0 と n = 1 となる. 次の解は n = 199981 である.
同様にして, f(n,d) はある桁の数dがnまでに何回現れたか, と定義する. 実は, d ≠ 0 の全てのdについて, 0 が f(n,d)=n の最初の解となる.
s(d) を, f(n,d) = n の解の総和として定義する. s(1) = 22786974071 となる.
1 ≤ d ≤ 9 について, ∑ s(d) を求めよ.
注意: もし, f(n,d) = n となるnが異なったdについて存在した場合, このnは重複して数えるものとする.
(数式化、「桁の数」)