167 : Ulam数列について調べ上げよ
正の整数a,bについて, Ulam数列U(a,b)は以下のように定義される.U(a,b)1=a,U(a,b)2=b,k>2については, U(a,b)kは二つの異なったU(a,b)のそれまでの値の和としての表し方が一通りである数のU(a,b)k−1を超える最小値となる.
例えば, 数列U(1,2)は,
1, 2, 3 = 1 + 2, 4 = 1 + 3, 6 = 2 + 4, 8 = 2 + 6, 11 = 3 + 8; となる.
5は, 5 = 1 + 4 = 2 + 3 というように二つの和の表し方があるのでこの数列に含まれない. 7 = 1 + 6 = 3 + 4 も同様である.
∑U(2,2n+1)1e11を2≤n≤10について求めよ.
----書き直してみる。
正の整数a,bに対して、Ulam数列U(a,b)=u1,u2,…は次のように定義される。
u1=a
u2=b
k>2についてukはuk−1を超える最小の値で、U(a,b)のそれ以前の要素{u1,…,uk−1}のうち異なる2要素の和としてただ1通りの表し方を持つ値とする。
例えばU(1,2)は
u1=1
u2=2
u3=1+2=3
u4=1+3=4
u5=2+4=6
u6=2+6=8
u7=3+8=11
⋮
となる。u5は、5=1+4=2+3というように二つの和の表し方があるので5にならず、5はこの数列に含まれない. u6における7=1+6=3+4も同様である。
U(a,b)の第k項ukをU(a,b)[k]と表す。n=2∑10U(2,2n+1)[1011]を求めよ。