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次のゲームは, 組み合わせゲーム理論の古典的な例である:
2人のプレイヤーが, 一列に並んだ n 個の白い正方形から開始して, 交互にターンを行う. 各ターンでは, プレイヤーは2つの隣り合う白い正方形を選び, 黒で塗る. 最初に色を塗ることができなくなったプレイヤーが負けとなる.
n = 1 の場合, 有効な手はないため, 先手が自動的に負けとなる.
n = 2 の場合, 有効な手は1つのみであり, その後, 後手が負けとなる.
n = 3 の場合, 有効な手は2つあるが, どちらも後手が負ける状況となる.
n = 4 の場合, 有効な手は先手に3つある; 先手は中央の2つの正方形を塗ると勝利できる.
n = 5 の場合, 有効な手は先手に4つある(下図に赤で示す); しかしいずれを選んでも, 後手(青)が勝利する.
したがって, 1≦n≦5 に対し, 先手必勝となる n の値は 3 個ある. 同様に, 1≦n≦50 に対し, 先手必勝となる n の値は 40 個ある.
1≦n≦1 000 000 に対し, 先手必勝となる n の値は何個あるか.
Sを、10進で表した(1から始まる)自然数を連続してつなげた(無限に続く)文字列とする. すなわち S = 1234567891011121314151617181920212223242... となる.
いかなる数もこの文字列の中に無限回現れることは容易にわかる.
をがSの中で回目に現れた先頭の位置とする. 例えば,となる.
についてを求めよ.
Nimは2人のプレイヤーがいくつかの山に分かれた石を交互にとっていくゲームである.
ここでは以下のようなNimについて考える.
ゲーム開始時点で3つの山がある
各ターンでプレイヤーは任意の1つの山から1つ以上の任意の数の石をとる
すべての石がなくなり, 石を取ることができなくなった最初のプレイヤーが負けとなる
がそれぞれの山に残っている石の数を表すとすると
後手必勝の場合 0
先手必勝の場合 0以外
を返す関数が定義できる.
例えばである. なぜなら先手がどのように石をとっても, 後手は二つの山に同じ数の石が残るようにとることができ,その後は先手と同じように他方の山から石をとっていけば勝てるからである. 具体的に書くと以下ようになる
先手 (1,2,1)
後手 (1,0,1)
先手 (0,0,1)
後手 (0,0,0)
正の整数のうちとなるものはいくつあるか.
任意の自然数について、関数\textrm{next_prime}(n)はとなるような最小の素数を返す。
数列は a(1)=\textrm{next_prime}(10^{14}), a(n)=\textrm{next_prime}(a(n-1))(のとき) で定義される。
フィボナッチ数列は (のとき) で定義される。
数列はで定義される。
についてを求めよ。答えは1234567891011で割った余りで示せ。
アリスとボブは「ニム・スクエア」で遊んでいる. 「ニム・スクエア」とは3つの山で行う普通のニムと似ているが, プレイヤーは平方数の石だけを山から取れる. 3つの山の石の数を (a,b,c) として表す. 0 ≤ a ≤ b ≤ c ≤ 29 では先手が負ける状態は 1160 ある.
0 ≤ a ≤ b ≤ c ≤ 100 000 の場合に先手が負ける状態の数を求めよ.
ある工場で製造するICチップ個あたり箇所の欠陥がランダムに生じる. (一つのチップにつき複数の欠陥が生じ得る)
少なくとも3箇所以上の欠陥を持つチップができる確率をと置く 例えば
を小数点以下10桁に丸めて0.abcdefghijの形で答えよ.
四角形は各辺の長さが整数でをみたす凸四角形である. の長さは整数である. はの中点で,の長さも整数である. となるこのような四角形をbiclinic整数四角形と呼ぶ.
例えば以下の四角形はbiclinic整数四角形である. となっている.
を をみたす, 異なるbiclinic整数四角形の数とする. であることが確かめられる.
を求めよ.
プログラミング言語Fractranで書かれたプログラムは, 分数のリストから構成される.
Fractranの仮想マシンの内部状態は正の整数であり, あるシード値が初期にセットされる. Fractranの各反復では, リストのうち, 状態の整数との積が整数となる初めの分数が状態の整数に掛けられる.
例えば,John Horton Conwayが書いた素数生成を行うFractranのプログラムの一つは, 次の14の分数から構成される:
シードの整数 2 から始めると, プログラムの反復計算を行うと次の数列が得られる: 15, 825, 725, 1925, 2275, 425, ..., 68, 4, 30, ..., 136, 8, 60, ..., 544, 32, 240, ...
この数列に現れる 2 のべき乗は である. この数列のすべての 2 のべき乗は素数の指数を持ち, かつすべての素数は 2 のべき乗の指数として, 適切な順序で現れることが示せる.
上のFractranのプログラムを用いてProject EulerのProblem 7(10001 番目の素数を求めよ)を解くと, プログラムがを生成するまでに何回の反復が必要になるか.
爆竹が地上の高さで爆発する. 爆竹は爆発すると非常に細かい破片となり四方八方に初速で広がる.
破片は空気抵抗を受けず,で一定の重力場において動くものと仮定する.
破片が地面に到達するまでに動いた領域の体積()を小数点以下4桁に丸めて答えよ.
実数について考える. の偶数乗を計算すると以下が得られる.
これらの小数部分の先頭から連続している9の数は非減少であるように見える. 実際にの小数部分はを大きくするとに近づいていくことが証明できる.
を正の整数でとしたときに, の小数部分が1に近づいていくような全ての実数について考える.
をの小数部分の先頭から連続する9の数とする.
をとなる最小のとする.
についてを求めよ.
を以下のような長さの数列とする.
について
について
長さ2のこのような数列はの5つのみである. 長さ5のこのような数列は293ある. 以下がそのうちの3つの例である.
を長さのこのような数列の個数とする. である.
をで求めよ.
(は正の整数)に対し、10で割り切れる二項係数の個数をとする。 である。
を求めよ。
2つの石の山と2人のプレイヤーでゲームをする。 それぞれの手番で、プレイヤーは大きいほうの山から石を取り除く。 取り除く石の個数は、小さい方の山の石の個数の正の整数倍でなくてはならない。
例えば、順序つきの対 (6,14) で、小さいほうの山に6個の石、大きいほうの山に14個の石がある状態を表すとすると、先手は大きいほうの山から6個または12個の石を取り除くことができる。
いずれかの山から石を全て取り除いたプレイヤーが勝利する。
先手が必勝となる状態を勝利状態と呼ぶ。例えば、(1,5), (2,6), (3,12) は、先手は二つ目の山から即座に全ての石を取り除けるため、勝利状態である。
先手がどうしようとも後手が必勝となる状態を敗北状態と呼ぶ。例えば、(2,3)や(3,4)は敗北状態である:どのような手をとっても後手が勝利状態となる。
について、すべての敗北状態に対するの総和をと定義する。となることが確かめられる。
を求めよ。
を以下の式によって再帰的に定義される数列とする。
従って、の最初の10個の要素は1,1,0,3,0,3,5,4,1,9となる。
下記を満たす対の個数をで表す。
かつ
であることが分かる。((3,3), (5,5), (7,9), (9,10) の4個)
またである。
を求めよ。
月が開拓され, 土地はただで手に入るようになったが, 困ったことがある. 確保した土地の周りに壁を作らなければならないのだが, 月に壁を作るにはお金がかかるのだ. 各国にはの正方形の土地が割り当てられているが, 壁の内側にある領域だけ保有することになる. 251001 本の杭が1メートル間隔で格子状に設置されている. 壁は閉じた一つながりの直線であり, 各直線は杭どうしを結んでいなければならない.
大きな国はもちろんの土地全体を囲うようの壁を建てた. グランドフェンウィック大公国は予算が厳しく, あなた(皇室プログラマ)に, 囲われた面積/壁の長さ の比が最大となる形はどのようなものか計算するよう依頼した.
あなたは紙の上で予備計算を行った.の壁での土地を囲うと, 囲われた面積/壁の長さの比は125となる. 認められてはいないが, いくらか良いかもしれないアイデアを試してみよう:正方形の内部に, 四辺に接するように円を置けば, 面積は に等しく, 周囲の長さはとなり, したがって囲われた面積/壁の長さの比はこれも125となる.
しかしながら, 三辺が75m, 75m, 75mの三角形を四つ正方形から切り離すと, 総面積はで, 周囲の長さはとなる. したがって囲われた面積/壁の長さの比は130.87と著しく良くなる.
囲われた面積/壁の長さの比の最大値を求めよ. 答えを小数第9位で四捨五入し abc.defghijk の形で答えよ.
スライドパズルでは, カウンタを空白のスペースに向けて横または縦へスライドさせることができる. ゲームの目的は, 赤のカウンタを盤の左上角から右下角へ動かすことである;スペースはつねに右下角にある状態から始まる. 例えば次の一連の図は, の盤にて5手でゲームを完了させる様子を示している.
を,の盤でゲームを完了させる最小の手数を表すとする. 例えば,であることが確かめられる.
未満の素数について,となる盤はちょうど 5482 個ある.
未満の素数 p について,となる盤は何個あるか.
Sam と Max は, 2個のデジタル時計を「デジタルルート(数字根)時計」に作り変えるよう依頼されている. デジタルルート時計は, 数字根をステップごとに計算するデジタル時計である.
時計に数字が与えられると, 時計は数字を表示し計算を開始する. 結果にたどりつくまでの途中の値がすべて表示される. 例えば, 時計に 137 という数が与えられると, "137"→"11"→"2" と表示してから真っ黒になり, 次の数を待つ.
各デジタル数字はセグメント状のライトから構成される:横セグメントが3本(上, 中, 下)と縦セグメントが4本(左上, 右上, 左下, 右下)である. 数 "1" は右上と右下の縦セグメントでできており, 数 "4" は中の横セグメントと, 左上, 右上, 右下の縦セグメントからできている. 数 "8" はすべてのセグメントが点灯する.
時計はセグメントを点灯/消灯させるときに限りエネルギーを消費する. "2" を点灯させるには 5 回の遷移を要する. "7" は 4 回だけ遷移を要する.
Sam と Max は2個の異なる時計を作る.
Sam の時計は 137 のような数を与えられると, "137" を表示し, パネルを消灯してから次の数("11")を点灯し, 再び消灯してそして最終的に最後の数("2")を点灯, しばらくして消灯する. たとえば, 137 では, Sam の時計は次のように動く.
"137":(2 + 5 + 4) × 2 = 22 回の遷移("137" の点灯/消灯)
"11" :(2 + 2) × 2 = 8 回の遷移("11" の点灯/消灯)
"2" :(5) × 2 = 10 回の遷移("2" の点灯/消灯)
合計で 40 回の遷移である.
Max の時計は異なる動きをする. パネル全体を消灯するのではなく, 次の数に必要のないセグメントのみを消灯するという賢いやり方である. 数 137 に対して, Max の時計は次のように動く.
"137":2 + 5 + 4 = 11 回の遷移("137" の点灯) 7 回の遷移(数 "11" に必要ないセグメントの消灯)
"11" :0 回の遷移(数 "11" はすでに正しく点灯済み) 3 回の遷移(始めの "1" と2つ目の "1" の下部分を消灯; 上部分は数 "2" と共通である)
"2" :4 回の遷移("2" にするため残りのセグメントを点灯) 5 回の遷移("2" を消灯)
合計で 30 回の遷移である.
もちろん, Max の時計のほうが Sam より電力の消費が少ない. 2つの時計にからの間の素数が与えられる. Sam の時計で必要な遷移の総数と Max の時計で必要な遷移の総数の差を求めよ.
1次のシェルピンスキーグラフの三角形()は正三角形である
は3つをそれぞれのペアが角の頂点を一つ共有するように配置したものである
をのすべての頂点を一度だけ通るような閉路の数とする. 例えば,については下図のように8つの閉路が描けるためとなる.
であることが確認できる.
を求めよ.
正の整数に対しを、の倍数であり 10 進数で表すと 2 以下の数字のみが用いられる最小の数と定義する。
するとである。
またである。
を求めよ。
ある自然数がそのすべての素因数についてで割り切れるとき多冪数と呼ぶ.
また, ある自然数が別の自然数の累乗であるとき累乗数と呼ぶ.
多冪数のうち塁乗数でないものをアキレス数と呼ぶ. 例えば, やはアキレス数である.
ここでと(はオイラーのトーティエント関数)が共にアキレス数となるような自然数を強アキレス数と呼ぶことにする. 例えば, 864は強アキレス数だが(), 1800は強アキレス数ではない().
強アキレス数は以下には7個, 以下には656個存在する.
以下に強アキレス数はいくつ存在するか.
をがで割り切れるような最小の整数とする.
をに対しとする.
である.
を求めよ.
全ての整数に対し、実数の無限数列は次のように定義される:
例えば、
ここではオイラーの定数である。
は整数とに対しの形となることが示せる。
例えばである.
を求め、答えをで割った余りを答えよ。
を, ランダムな 32 ビット符号なし整数からなる数列とする。 (つまり、で全ての値が同様に確からしい。)
数列に対し次の漸化式が与えられる:
のとき(はビットごとの論理和演算)
すべてのに対し(32ビットすべてが1)となるような添え字が最終的に存在することが分かる。
の期待値を求めよ。 答を小数点以下10桁に四捨五入して求めよ。
Susanは素数カエルを飼っている。 このカエルは、1から500までの番号がつけられた500個の正方形の上を跳びまわる。左右のいずれかの正方形に等確率で跳ぶことができ、範囲[1,500]の外に跳ぶことはできない。 (いずれかの端に着地したなら、次は自動的に移動可能な正方形に跳ぶ。)
素数である数が書かれた正方形にいる場合、次の正方形に跳ぶ直前に、カエルは2/3の確率で 'P' (PRIME)と鳴き、1/3の確率で 'N' (NOT PRIME)と鳴く。 素数でない数が書かれた正方形にいる場合、次の正方形に跳ぶ直前に、カエルは1/3の確率で 'P' と鳴き、2/3の確率で 'N' と鳴く。
カエルの開始位置は全ての正方形に対し等確率でランダムであり、また最初の15回の鳴き声を聞いたとすると、PPPPNNPPPNPPNPNと聞こえる確率は何か。
約分済みの分数 p/q の形で答えを入力せよ。
整数の集合から選ばれた秘密の数を、質問により当てようとしている。数(質問)を尋ねる際は、尋ねた数に等しいコストがかかり、次の三つのいずれかの答えを得る:
「秘密の数はあなたの推測した数より小さいです」
「そう、まさにその数です!」
「秘密の数はあなたの推測した数より大きいです」
の値が与えられたとき、最適な戦略をとると、起こり得る最悪の場合に対し、総コスト(尋ねた質問の全ての和)が最小になる。例えば、
の場合、とり得る最良の方法はもちろん"2"と尋ねることである。答えによりたちどころに秘密の数が分かるだろう。総コストは2である。
の場合、「二分探索」型の戦略を用いるべきだろう:最初の質問は"4"となり、もし秘密の数が4より大きければ、追加で1または2回の質問をする必要があるだろう。 2番目の質問を"6"としよう。秘密の数がなおも6より大きければ、7と8を見分けるため3番目の質問を必要とするだろう。 このようにして3番目の質問は"7"となり、この最悪の場合のシナリオに対する総コストは4+6+7=17となる。
最初の質問として"5"を尋ねると、に対する最悪の場合のコストを大幅に改善することができる。 もし秘密の数は5より大きいと告げられた場合は、2番目の質問を"7"とすれば、秘密の数が何であるか確実に分かる。(総コストは 5+7=12) もし秘密の数は5より小さいと告げられた場合は、2番目の質問を"3"とすれば、もし秘密の数が3より小さければ3番目の質問は"1"となり、総コストは 5+3+1=9 となる。 12 > 9なので、この戦略に対する最悪の場合のコストは12となる。これは先ほどの「二分探索」の戦略の結果より優れている;また他のいかなる戦略より優れているか、同コストである。 以上の通り、に対する最適な戦略を述べた。
上述のように、に対し最適な戦略をとることで得られる最悪の場合のコストをとする。 である。 同様に、である。
を求めよ。
を、から等確率で選んだランダムな数字からなる無限の数字列とする。 は実数に対応することが分かる。 また、区間からランダムに実数を選ぶことは、から等確率で選んだランダムな数字からなる無限数字列を選ぶことと等価であることが分かる。
任意の桁の正の整数に対して、がの十進表記と同じ順序で一致するような最小の添字をとする。 また、をの期待値とする。は常に有限であり、面白いことに、常に整数であることが示せる。
たとえば、なら、 に対してである。 に対してである。 他も同様にしてとなることが分かる。
である。を求めよ。
注: は床関数を表す。
古典的な「はしごの交差」問題では, 狭く平らな通路の両壁に立てかけられた二本のはしごの長さ x と y が与えられる. 二本のはしごが交差する場所の通路からの高さ h がさらに与えられ, 通路の幅 w を求めることが要求される.
ここで, 四つの変数すべてが正の整数となる場合のみを対象にする. 例えば, x = 70, y = 119, h = 30 なら, w = 56 と計算できる.
実際, 0 < x < y < 200 となる整数 x, y, h に対し, w が整数解となる組み合わせ (x,y,h) は 5 つのみである: (70, 119, 30), (74, 182, 21), (87, 105, 35), (100, 116, 35), (119, 175, 40).
0 < x < y < 1 000 000 となる整数 x, y, h に対し, w が整数解となる組み合わせ (x,y,h) はいくつあるか.
3つの部屋が自動ドアをへだてて互いにつながっている。
各ドアはセキュリティカードによって操作される。いったん部屋に入るとドアは自動で閉まり、セキュリティカードは二度と使えなくなる。スタート地点にあるカード発行機からカードを無制限に出すことができるが, (スタートの部屋を含む)各部屋には検知機があり、もし 3 枚を超える枚数のカードを持っていたり、カードが床に放置されていることを検知すると、全てのドアは永久的にロックされる。しかし、各部屋には保管ボックスがあり、後で使うために任意の枚数のセキュリティカードを安全に蓄えておくことができる。
単純に部屋を一つずつ通り抜けようとすると、部屋 3 に入った時点で 3 枚のカードを使い切ってしまい、永久に部屋に閉じこめられてしまうことになるだろう。
しかし、保管ボックスを利用すると脱出は可能である。例えば、1枚目のカードを用いて部屋1に入り、保管ボックスにカードを1枚置き、3枚目のカードを使って部屋を出てスタートに戻る。そしてさらに3枚のカードをカード発行機から出せば、1枚を使って部屋1に入り、先ほどボックスに置いたカードを回収する。これで再びカードは3枚になるので、残りの3つのドアを通り抜けることができる。このやり方だと、計6枚のセキュリティカードを使って3つの部屋を通り抜けることができる。
最大3枚のカードを持てるとき、計123枚のセキュリティカードを用いれば6つの部屋を通り抜けることが可能である。
一度に持つことができるカードの最大の枚数をとする。
通り抜ける部屋の数をとする。
一度に持てるカードの枚数が最大枚のときに、個の部屋を通り抜けるのにカード発行機から出す必要のあるカードの最小数をとする。
たとえば、である。 また、に対しである。
に対しである。
に対しを求めよ。
の円盤が正方形のゲーム盤に置かれている。円盤にはそれぞれ黒面と白面がある。
各手番では、円盤を1枚選び、同じ横列と同じ縦列にある円盤をすべて裏返す:ゆえに枚の円盤が裏返される。すべての円盤が白面となればゲームは終了する。 次の例はの盤でのゲームを示している。
このゲームを終わらせる最小の手数は 3 であることが示せる.
の盤の左下の円盤を座標とする。 右下の円盤は座標で左上の円盤は座標である。
枚の盤での次の配置をとする: を満たすの円盤は黒面である;さもなくば白面である。は上に示されている。
配置から始めてゲームを終わらせる最小の手数をとする。配置が解けない場合ははである。 であることが分かる。またである。
を求めよ。
の塔をのブロックで埋める場合の数をとする。 ブロックは好きな方向に回転することができる。しかし、塔自身を回転・反転等させたものは別のものとして数える。
たとえば (として):
を求めよ。
あらゆる正の整数は、各項がいずれも()と表されるように分割することができる。
いずれの項も他の任意の項を割り切らないような分割のみを有効(valid)なものと考えよう。 例えば、という分割は、2 が 6 を割り切るので有効でない。という分割も、1 が 16 を割り切るので有効でない。17 の唯一の有効な分割は である。
多くの整数は1つより多くの有効な分割を持つ。そのような最初の数である 11 は次の2つの分割がある。
の有効な分割の数をとしよう。例えばである。
のように、有効な分割が1つのみとなる素数だけを考えよう。
となる素数 の和は 233 である。
となる素数 の和を求めよ。
球面三角形とは, 球面上で, 3頂点の各対で交わる3本の大円弧によって作られる図形である.
中心, 半径の球をとする. 整数の座標をもつの面上の点の集合をとする. を頂点とする球面三角形の集合をとする. 縮退した球面三角形, すなわち同一の大円弧上の3点から作られる球面三角形はに含まれない. のうち最小の球面三角形の面積をとする.
例えばは小数第7位で丸めるとである.
を求めよ. 答えを小数第7位で丸めて入力せよ.
汽車を使って, 4 個の貨物を ABCD の順に輸送する. しかし, 汽車が荷物を集めに来た際, ときに貨物が正しい順でないことがある. 並び替えのために貨物はすべて大きな回転台に移される. 特定の点で貨物が切り離されると, 汽車は自身につながったままの貨物ごと回転台から離れる. 残された貨物は 180 度回転する. 貨物はすべて再びつなげられ, 回転台を使う回数がなるだけ少なくなるようにこの手続きが繰り返される. ADCB のような配置は簡単に解くことができる:貨物を A と D の間で切り離し, DCB を回転すると正しい順が得られる. しかし, 汽車の操縦者であるシンプル・サイモンは効率があまりよくなく, いつも最初に貨物 A を正しい位置に移し, 次に貨物 B を移し, 以下これを繰り返すというやり方でこの問題を解く.
4個の貨物を使うと, Simon にとってあり得る最悪の配置(maximix 配置と呼ぶ)は DACB と DBAC である;それぞれ 5 回の回転を要する(最も効率的なアプローチを使うと 3 回の回転のみで解くことができるが). DACB に対する彼の手順を以下に示す.
6 個の貨物に対する maximix 配置は 24 個あることが確かめられる. そのうち辞書順で 10 番目の maximix 配置は DFAECB である.
11 個の貨物に対し辞書順で 2011 番目の maximix 配置を求めよ.
ピーターは退屈するといつも, 何枚かボウルを円状に置き, 1個ずつ豆を入れる. 次に, ある1枚のボウルから豆をすべて取り出し, 時計回りにボウルに1個ずつ落とし入れていく. 最後の豆を落とし入れたボウルから始めて, 最初の状況が再び現れるまでこれを繰り返す. 例えば5枚のボウルでは次のように動かす:
したがって5枚のボウルではピーターは最初の状況に戻るのに 15 手かかる.枚のボウルから始めて, 最初の状況に戻るのに必要な手の数をと表そう. ゆえにである. またであることが確かめられる.
を求めよ. 答えをで入力せよ.
プラトンの天国には, 直線状に無限の枚数のボウルが存在する. 各ボウルは0個以上の有限個の豆が含まれている. 子供がゲームをプレイする. このゲームでは, 1種類の手だけが許される:どれかのボウルから豆を2個取り除き, 両隣の2個のボウルに1個ずつ入れる. どのボウルも1個ないしは0個の豆を含んでいれば, ゲームは終了する.
例えば, それぞれ2個と3個の豆を含んだ隣り合う2枚のボウルを考えよう. 他のボウルはすべて空である. 次の8手でゲームは終了する:
次の数列が与えられる:
は床関数を表す
はビットごとのXOR演算を表す
最後の数列の最初の2項はである. 2枚の隣り合うボウルに個と個の豆がある状態から始めると, ゲームを終えるのに 3419100 手が必要である.
1500枚の隣り合うボウルにそれぞれ個の豆がある状態を考えよう. 他のボウルはすべて空である. ゲームを終えるのにかかる手の数を求めよ.
個の正方形からなる水平方向の列に、中央の空白の正方形をへだてて、片側に個の赤の駒があり、もう一方の側に個の青の駒がある。例えばでは次のとおりである:
駒は、ある正方形から隣に移動させるか、隣の駒のさらにその隣が空いていれば、その駒を飛び越えることができる。
この数列の最初の 40 個の項の和を求めよ。
駒の色の位置を完全に逆にするのに必要な操作の最小の回数をで表すとする。つまり、赤の駒を全て右に移し、青のカウンタを全て左に移す。
であることが確かめられる。この数は三角数でもある。
が三角数となるで数列を作ると、最初の五つの項は次のとおりになる: 1, 3, 10, 22, 63 これらの和は 99 である。
50 という数を考える. のため, である. よって 2500 は平方数, かつ φ(2500) は立方数である.
が立方数となるの範囲のの和を求めよ.
はオイラーのトーティエント関数を表す.
整数の寸法をもつ長方形の方眼紙がある. 罫線の間隔は1である. 罫線に沿って方眼紙を二つに切り離し, 二つを重なりなく並び替えると, 別の寸法の長方形を新たに作ることができる.
例えば,の寸法の方眼紙からは, 下のように切って並び替えると, 寸法の長方形を作ることができる.
同様に, 寸法の方眼紙からは, 寸法の長方形を作ることができる.
との組に対し, 寸法の方眼紙から作ることができる異なる長方形の数をとする. 例えば,である. 始めの長方形と合同な長方形はに数えないことに注意しよう. また寸法と寸法の長方形は別とみなさないことに注意しよう.
整数に対し,を満たす全てのとの組に対するの和をとする. であることが確かめられる.
を求めよ. 答えをで入力せよ.
を次のような長さの 整数列とする.
に対し :
となる数列の数をとする. 例えばである:{6}, {6, 8}, {6, 8, 9}, {6, 10}. とであることが確かめられる.
を求めよ.
注:はオイラーのトーティエント関数を表す.
Golomb の自己記述的数列 は,が数列にちょうど回現れるような, 自然数の非減少の数列である. 最初のいくつかのに対するの値は次の通りである.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
…
1
2
2
3
3
4
4
4
5
5
5
6
6
6
6
…
である. また,に対し,である.
に対し,を求めよ.
やがてペレドゥルは川の流れる谷にやってきた. そのへりには木々が生い茂り, 川の両岸には平らな牧草地があった. そしてこちらの岸には白い羊の群れ, 向こう岸には黒い羊の群れがいた. 白い羊の一匹がメェと鳴くと, 黒い羊の一頭が川を渡って, 白い羊となった. 黒い羊の一匹がメェと鳴くと, 白い羊の一頭が川を渡って, 黒い羊となった. ()
初期状態として, 黒い羊頭の群れと白い羊頭の群れが存在する. 羊全体の中からランダムで一頭が相手の群れに呼びかけ, 呼びかけられた群れの羊が一頭だけ色を変えて呼ばれた群れに合流する. この合流のあと, ペレドゥルは任意の数の白羊を除去してよい. 彼の目標は最後に残った黒羊の数を最大化することである.
うまく最大化できる戦略をとったときの, 最後の黒羊の期待値をとする.
であることがわかっている (小数点下6桁になるよう四捨五入してある)
を求めよ (同様に小数点下6桁になるよう四捨五入すること)
多くの数は平方数と立方数の和として表せる。複数のやり方で表せるものもある。
回文数であり、平方数と立方数の和として、ちょうど4通りのやり方で表せるものを考える。ただし、平方数と立方数はいずれも1より大きいものでなくてはならない。 例えば、5229225 は回文数であり、以下のようにちょうど4通りの異なるやり方で表せる:
このような回文数を小さいものから順に5つ求め、その和を答えよ。
7という数字は特別な数字である, なぜなら7は2進数では111と表せ, また6進数では11と表せる. (すなわち). 別の言い方をすると, 7は少なくとも二種類の1より大きい底の記数法でレプユニット(全ての桁が1である自然数)である.
ここで上記の特徴を有する正の整数を「強いレプユニット」と呼ぶことにする. 50未満には8つの強いレプユニットが存在する. :{1,7,13,15,21,31,40,43}. さらに, 1000未満の強いレプユニットの和は15864になる.
未満の強いレプユニットの和を求めよ.
素数 2 と 3 の両方のみで割り切れる100以下の最大の整数は 96 である. である. 2つの異なる素数とに対し,との両方のみで割り切れる以下の最大の正の整数を とする. そのような正の整数が存在しなければである.
例えばである. であって90ではない.90は2,3,5で割り切れるためである. またである.2と73の両方で割り切れる100以下の正の整数は存在しないためである.
を全てのの和とする.である.
を求めよ.
任意の正の整数に対して、分数の有限数列は次のように定義される:
(のとき。約分可能な場合は約分する)
がある整数になったとき(つまりになったとき)数列はそこで終了とする。 ここで関数と定義する。 例えばのとき
したがってとなる。
同様に、についてとなる。
についてを求めよ。
N.G. de Bruijn の銀貨ゲームの一変種
は次のように説明される :
四角いマスが帯状に並んだ盤面があり, そこにある個数の硬貨が最大一マスに一個で置かれている. 銀貨と呼ばれる硬貨がひとつだけ任意の位置にあり, 二人のプレイヤーは交互に硬貨の移動を繰り返す. プレイヤーはそれぞれの局面で基本移動か特殊移動のどちらかを行わなければならない.
基本移動はひとつの硬貨を選択しマスひとつ以上左に移動させる. 硬貨は盤面を出たり, 他の硬貨の上に乗せたり飛び越えたりしてはならない.
その一方, プレイヤーは基本移動ではなく, 一番左にある硬貨を手に入れるという特殊移動を選択することができる. もし基本移動が不可能な場合, プレイヤーは強制的に一番左の硬貨を手に入れなければならない.
銀貨を手に入れたプレイヤーが勝者となる.
後手がどのようにプレイしても, 先手が勝利できる硬貨の配列を「勝利配置」と呼ぶ.
仮に n 個のマスの盤面, c 個の普通の硬貨, 1個の銀貨の場合の勝利配置の数を W(n,c) とする.
すでに W(10,2) = 324, W(100,10) = 1514704946113500 が求められている.
半素数 1 000 036 000 099 (= 1 000 003 · 1 000 033 ) を法とする W(1 000 000, 100) の値を求めよ.
整数を定めたとき、クレイジー関数を次のように定義する:
また、と定義する。
例えば,なら、である。 またである。
の下 9 桁を求めよ。
黒白いずれかで色づけされた正方形の規則的な格子上をアリが動く. アリは四方(上下左右)のいずれかを向いており, 次のルールに則って正方形から隣接する正方形へ動く:
黒い正方形上にいる場合, その正方形の色を白に変えて反時計回りに向きを変え, 1マス前進する.
白い正方形上にいる場合, その正方形の色を黒に変えて時計回りに向きを変え, 1マス前進する.
格子全体が白の状態から始めるとき, アリが 回動いた後の黒い正方形の数は何個あるか.
月を中心、半径の球として表そう。
月面上、すなわちの表面で整数座標の位置には月面基地がある。座標にあるものを北極基地、座標にあるものを南極基地と呼ぼう。
すべての基地は、他の基地と互いに最短最短距離となる道路で結ばれている。それは両基地を通る大圏コース上にある。基地間の旅行は危険をともなう。2基地間の距離がならば、旅行のリスク測度はとなる(これをその道路のリスクと呼ぼう)。旅行が3基地以上からなる場合、利用する道路のリスクの合計がその旅行のリスクとなる。
北極基地から南極基地へ直接旅行すると距離はとなりリスクは1になる。北極基地から南極基地へ、にある基地を経由して旅行すると、距離は同じだがリスクは小さくなる:
月での北極基地から南極基地への旅行にともなう最小リスクをとしよう。
小数点以下11桁で四捨五入するととなる。
を求めよ。
小数点以下11桁で四捨五入し a.bcdefghijk の形式で回答せよ。
すべての部屋が辺の長さ1の完全な正六角形からなるミツバチの蜂の巣を考えよう.
ある特定の部屋に女王蜂が居る.
正の実数に対し, 女王蜂の部屋からの距離がある部屋の個数をとしよう(すべての距離は部屋の中心から部屋の中心までを計測したものとする). ここで蜂の巣はどんな距離でも対応できるほど大きいと仮定する.
次数 n の六角形果樹園(hexagonal orchard)は, 辺の長さ n の正六角形状に配置された三角形格子と定義される. 次数5の六角形果樹園の例を以下に示す :
緑色で強調された部分は, 中心から見たときにより近くの点によって隠されてしまう点を示している. 上記の次数5の六角形果樹園の場合, 中心から見て30個の点が隠されることがわかるだろう.
次数 n の六角形果樹園において中心から隠される点の個数を H(n) としよう. 以下に例を示す.
H(5) = 30. H(10) = 138. H(1 000) = 1177848.
H(100 000 000)を求めよ.
例をあげよう.である.
を満たす距離の個数を求めよ.
行と列それぞれで1つのみの要素を選択した場合の要素の合計が最も大きくなるものを, その行列の「行列計( Matrix Sum )」と定義する. 例えば, 下記の行列での行列計は3315になる. ( = 863 + 383 + 343 + 959 + 767) :
7
53
183
439
863
497
383
563
79
973
287
63
343
169
583
627
343
773
959
943
767
473
103
699
303
下記行列の行列計を求めよ.
7
53
183
439
863
497
383
563
79
973
287
63
343
169
583
627
343
773
959
943
767
473
103
699
303
957
703
583
639
913
447
283
463
29
23
487
463
993
119
883
327
493
423
159
743
217
623
3
399
853
407
103
983
89
463
290
516
212
462
350
960
376
682
962
300
780
486
502
912
800
250
346
172
812
350
870
456
192
162
593
473
915
45
989
873
823
965
425
329
803
973
965
905
919
133
673
665
235
509
613
673
815
165
992
326
322
148
972
962
286
255
941
541
265
323
925
281
601
95
973
445
721
11
525
473
65
511
164
138
672
18
428
154
448
848
414
456
310
312
798
104
566
520
302
248
694
976
430
392
198
184
829
373
181
631
101
969
613
840
740
778
458
284
760
390
821
461
843
513
17
901
711
993
293
157
274
94
192
156
574
34
124
4
878
450
476
712
914
838
669
875
299
823
329
699
815
559
813
459
522
788
168
586
966
232
308
833
251
631
107
813
883
451
509
615
77
281
613
459
205
380
274
302
35
805
25頭の羊それぞれに, 羊の個体数のうち2%に感染することで知られる希少なウイルスの検査を行うことになった. 血液サンプルを使用する正確で超高感度なPCR(ポリメラーゼ連鎖反応法)検査があり, 明確に陰性, 陽性を判定してくれる. しかし, この検査は非常に時間と費用がかかる.
高コストを理由に, 担当の獣医は25頭それぞれを検査するのではなく, 代わりに以下の手続きで行うことを勧めた :
羊を5頭ずつの5グループに分ける. それぞれのグループ5頭分の血液サンプルを混合し, 検査を1回行う. それから,
もし結果が陰性なら, そのグループの羊すべてがウイルスに感染していないとみなす.
もし結果が陽性なら, 感染している個体(複数の場合もある)を識別するために(それぞれ個別に)5回の追加検査を行う.
感染している確率は0.02なので, グループそれぞれの(混合サンプルにおいての)最初の検査は以下のようになる :
陰性(追加検査が不要)の確率
陽性(5回の追加検査が必要)の確率
このように, それぞれのグループに対しての検査回数の期待数は 1 + 0.0960792032 × 5 = 1.480396016 となる. 結果, 5グループすべてでは平均 1.480396016 × 5 = 7.40198008 回の検査回数でふるい分けすることができ, 70%以上のコスト節約になる!
以上のように説明してきた手順はとても効果的に見えるが, まだ改善の余地がある(検査が十分高感度で, サンプルの混合による悪影響がないと仮定すれば). 例を挙げると, :
最初に25個のサンプルすべてを混合して検査を行うとしよう. この検査が陰性になる確率は約60.35%になり, その場合は追加検査の必要はない. 残りの 39.65% の場合に対してのみ, さらなる検査が必要になる.
もし5頭のグループのうち少なくとも1頭の動物が感染していることがわかっており, 4頭の個体検査を行った結果が陰性だった場合, 5頭目の検査は(感染していることがわかったので)行う必要がない.
検査の期待回数の総計が一番少なくなるように, それぞれの段階で, グループの数を変えたり, またはそれぞれのグループの頭数を変えたりして調節できる.
可能性が非常に多岐にわたるのを簡単にするため, 最もコスト効率の高い検査計画を考えるうえで一つの制約を課すこととする:混合したサンプルから始めたとき, このサンプルに関わる羊が完全にふるい分けされる(つまり全ての羊についてウィルスに感染しているかいないかが判明する)まで, 他の羊の調査を始めてはならない.
今の例では, 最もコスト効率の高い検査計画(これを「最適戦略」と呼ぼう)は平均でたったの 4.155452 回の検査で済む!
最適戦略を使って, 確率でウイルスに感染した個体が頭いる羊の群れをふるい分けするのに必要な平均検査回数をとしよう. 小数点以下7桁の位で四捨五入するととなる.
のときのを求めよ. 小数点以下7桁の位で四捨五入して回答すること.
集合 {1,2, ..., n} から, 「任意の二つの要素の組がすべて互いに素となる(mutually co-prime)」集合を, 要素の合計が最大になるように選んだとき, その合計を Co(n) と定義する.
例えば, Co(10) の値は 30 となり, 最大となる部分集合は {1, 5, 7, 8, 9} となる.
Co(30) = 193, ならびに Co(100) = 1356 がすでに与えられている.
Co(200000) を求めよ.
「サイズのリスト」とは,個の自然数からなる数列のことである. 例えば (2,4,6), (2,6,4), (10,6,15,6), (11).
リストの最大公約数, gcdとは, リストのすべての数を割り切る最大の自然数を言う. 例 : gcd(2,6,4) = 2, gcd(10,6,15,6) = 1, gcd(11) = 11.
リストの最小公倍数, lcmとは, リストそれぞれの数で割り切ることができる最小の自然数を言う. 例 : lcm(2,6,4) = 12, lcm(10,6,15,6) = 30, lcm(11) = 11.
gcd ≥ G, lcm ≤ L となるサイズ N のリストの個数をとしよう. 以下に例を示す:
を求めよ.
多項式の最大の実根をとする。 例えばである。
の最後の8桁を求めよ。
注記: は床関数(実数に対してそれ以下の最大の整数)を表す。
30の約数について考えよう : 1,2,3,5,6,10,15,30. 30の約数は, そのすべてにおいての値が素数になる.
のすべての約数についてが素数になるような, 100 000 000 以下の正の整数の合計を求めよ.
ヒルベルトの最新の無限ホテルに, 無限数の客(1,2,3,...と番号付けされている)が客室を取ろうと列をなしている. そのホテルは無限数のフロア(1,2,3,...と番号付けされている)を有し, またそれぞれのフロアは無限の客室(1,2,3,...と番号付けされている)を持つ.
当初, ホテルはすべて空室である. ヒルベルトは客 n への客室の割り当て方を次のように発表する :
n 番目の客は, 以下の条件のどちらかをみたす一番最小の数のフロアについて, 最初の(訳注:その時点で最小の数となる)空いている客室を取る.
そのフロアに客が誰もいないとき
そのフロアに先客がおり、直前にそのフロアの客室を取った客が m で, m + n が完全平方数のとき
客 1 は, フロア 1 が空きなので, フロア 1 の客室 1 を取る. 客 2 は, 1 + 2 = 3 が完全平方数でないので, フロア 1 の客室 2 は取れない. 代わりに客 2 は, フロア2が空きなので, フロア 2 の客室 1 を取る. 客 3 は, 1 + 3 = 4 が完全平方数なので, フロア 1 の客室 2 を取る.
最終的には, 列にいたすべての客がホテルの客室を取ることができる.
関数を、フロアの客室に客が泊まっている場合は、誰もその客室に泊まっていないときは 0 を返すと定義しよう。以下に例を示す : P(1, 1) = 1 P(1, 2) = 3 P(2, 1) = 2 P(10, 20) = 440 P(25, 75) = 4863 P(99, 100) = 19454
となるようなすべての正のとに対し, すべてのの合計を求め, その最後の8桁を答えよ.
n 桁の巡回数はとても興味深い特性を持っている : 1,2,3,4, ... n で乗算すると, すべての積が同じ桁数になり, 同じ順番で現れ, しかも輪状に回転している!
最小の巡回数は6桁の数 142857 である :
142857 × 1 = 142857 142857 × 2 = 285714 142857 × 3 = 428571 142857 × 4 = 571428 142857 × 5 = 714285 142857 × 6 = 857142
次の巡回数は16桁の数 0588235294117647 である :
0588235294117647 × 1 = 0588235294117647 0588235294117647 × 2 = 1176470588235294 0588235294117647 × 3 = 1764705882352941 ... 0588235294117647 × 16 = 9411764705882352
巡回数について留意すべきこととして, 先行ゼロ(数の先頭につくゼロ)が重要である.
最左からの11桁が 00000000137, 最右からの5桁が 56789 となる巡回数が唯一存在する. (すなわち, 内部の桁が明かされていない 00000000137...56789 という形をもつ) この数のすべての桁の合計を求めよ.
三次元空間内にの二点が与えられているとき, この二点間のマンハッタン距離はと定義される.
を原点を中心とする半径の球とする. を球の表面上の整数の座標を持つすべての点の集合とする. を原点からのすべての要素へのマンハッタン距離の総和とする.
例として, .
を求めよ.
54という数字について考えよう. 54 は 1 より大きい因数を1つ以上使って7つの異なる方法で因数分解することができる. 54, 2×27, 3×18, 6×9, 3×3×6, 2×3×9 そして 2×3×3×3. 無平方(squarefree)の因数のみを使う場合は, 2つが残る: 3×3×6 と 2×3×3×3.
1 よりも大きい無平方の1つ以上の因数で n を因数分解する方法の個数を Fsf(n) と呼ぼう, つまり Fsf(54)=2 となる.
k=2 から n までの ΣFsf(k) を S(n) としよう.
S(100)=193 である.
S(10 000 000 000) を求めよ.
スー・モース数列 (Thue-Morse sequence) {Tn} は, 以下の条件を満たす二値数列である.
の最初のいくつかの項は以下のようになる. 01101001_10010_1101001011001101001.... (* 10010だけ赤強調)
の部分数列として現れる各要素を二進表記の整数とし, それを(小さい方から)並べた数列をと定義する. たとえば, 十進数の 18 は二進表記で 10010 と表される. これはにからとして現れる. したがって18 はの要素となる. 十進数の 14 は二進表記で 1110 と表される. これはに現れない. したがって14 はの要素ではない.
数列の最初のいくつかの項は以下のようになる.
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
…
0
1
2
3
4
5
6
9
10
11
12
13
18
…
同様に, となる.
の下9桁を求めよ.
N 個の一列に並んだ座席がある. N 人の人たちが以下のルールに従って次々に座席を埋めていく.
隣接する座席が空いている座席があれば, その座席を取る.
そのような座席がなく, 隣接する座席が一つのみ埋まっている座席があれば, その座席を取る.
それ以外の場合は, 残っている利用可能な座席を取る.
このルールで N 人の人たちが N 個の座席を取るときの可能性の数を T(N) としよう. 以下の図により T(4)=8 であることがわかる.
T(10) = 61632, そして T(1 000) mod 100 000 007 = 47255094 となることが確かめられる.
T(1 000 000) mod 100 000 007 を求めよ.
二項係数は90億 () 以上の桁を持つ数である.
二項係数のを法とする剰余を表す関数をとしよう.
, かつが素数のときのを計算せよ.
2人の対局者, アントンとベルンハルトが次のようなゲームをしている. n 個の石が1つの山に積まれている. 初回, 先手は取りうる正の整数個の石を取る, ただし山全体を取ることは出来ない. それから, 対局者はお互いに, 相手が前回取った数の最大2倍まで石を取れる. 最後の石を取ったものが勝者となる.
n=5 の場合をみてみよう. もし先手が2個以上の石を取ったときは後手が残りの石を取ることができる. もし先手が1個石を取れば, 残りは4個となり, 後手も1個取ると, 残りは3個になる. ここで先手は残りの3個の石をすべて取ることはできない, なぜなら 2x1=2, 最大2個の石しか取れないからである. 先手は1個石を取ると残りは2個になる. 後手は残りの2個の石を取ることができ, 勝者となる. つまり石の山が5個のときは後手必勝となる. 先手が勝勢の局面 ( ※ 訳注 : 最善の手を打てば相手がどんな手を打っても勝つことができる局面 ) となる石の取りかたは複数存在することがある. 例えば n=17 の場合, 先手は最初に1個, または4個の石を取ると勝つことができる.
先手が最初のターンで勝勢の局面に持ち込むことができる石の取り方のうち最大の石の数を M(n) と定義し, 後手必勝のときは M(n)=0 としよう.
n≤100 のときの ΣM(n) は 728 となる.
のときの ΣM(n) を求め,を法として答えよ.
三次ベジェ曲線は四点により定義される.
曲線は以下のように作られる : 線分上の点を, (の範囲内のに対し) となるように描く. 線分上の点を, 同じ値を使ってとなるように描く. 線分上の点を同じ値を使ってとなるように描く. 点によるベジェ曲線は, 線分上に取りうるすべてのによる, 点の軌跡と定義される. ( 全ての点に対しの値は同じであることに注意. )
(以下途中、アプレットをJSに作り替えよう)
右のアプレットで ( ※ 訳注 : こちらには Java アプレットを埋め込められないため, 公式にてご確認ください ) 点 P0, P1, P2, P3 をドラッグし, ベジェ曲線 (緑の曲線) がこれらの点によりどのように定義されるかを見ることができる. 線分 P0P1 の間にある点 Q0も同様にドラッグできる.
こうして作られたベジェ曲線は, における線分と,における線分とを接線に持つことがわかるだろう.
の三次ベジェ曲線は四分の一の円弧に近くなる. ここで0より大きい値は線と曲線によって囲まれる面積が π/4 ( 四分の一の円の面積 ) と等しくなるように選ばれる.
四分の一の円弧の長さに対しこの曲線の長さとの違いは何パーセントになるだろうか? つまり, を曲線の長さとしたときのを計算せよ. 小数点以下11桁の位で四捨五入して答えよ.
標準的な52枚のトランプから, ペアや同じスートの2枚組を含まない4枚のカードを選んだ時, その4枚のカードの組をバドージ (Badugi) という.
トランプからn枚のカードを取る選び方のうち、そのn枚から4枚を選んでバドージを作れるような選び方の数をf(n)としよう。<!--4枚のカードの部分集合がバドージとなる n 枚のカードの選びかたの数を f(n) としよう. -->例えば, 標準的な52枚のトランプから5枚のカードを取る選び方は 2598960 通りあり, そのうち4枚のカードの部分集合がバドージとなるものは 514800 通りあるので, f(5) = 514800 となる.
4 ≤ n ≤ 13 のときの ∑f(n) を求めよ.
ボゴソート (bogo sort) より若干効率的な別種のソート, ボゾソート (bozo sort) は, 入力数列がソートされているかをチェックし, ソートされていなければランダムに二つの要素を入れ替える. この操作を数列がソートされるまで繰り返す.
入力数列を最初の4つの自然数からなるすべての順列として, 入れ替えの回数の期待値を計算すると, 4! 個の入力数列に対する入れ替え回数の平均は 24.75 となる. すでに数列がソートされている場合は入れ替え回数を0回とみなす.
この問題では, ボゾソートの変種について考える. 数列がソートされていなければランダムに3個の要素を選び, その3個の要素をランダムにシャッフルして入れ替える. これら3個の要素の置換は 3!=6, つまり6通りあり, 等しく起こりうるとする. すでに数列がソートされている場合はシャッフル回数を0回とみなすことにしよう. 入力数列を最初の4つの自然数からなるすべての順列として, シャッフルの回数の期待値を計算すると, 4! 個の入力数列に対するシャッフル回数の平均は 27.5 となる. ここで入力数列を最初の11個の自然数からなるすべての順列として考えよう. 11! 個の入力数列に対するシャッフル回数の平均, すなわちこのソートアルゴリズムが行われた場合のシャッフル回数の期待値はいくらになるだろう?
回答は整数になるよう四捨五入して答えよ.
調和級数は発散することで知られている.
もし分母に9を含む項すべてを調和級数から削除すると, 驚くべきことにこの級数はおおよそ 22.9206766193 に収束する. この修正した調和級数をケンプナー級数 (Kempner series) と呼ぶ.
調和級数から分母に3つ以上の連続する桁がある項を削除する事によってできる別の修正調和級数について考えよう. 調和級数の最初の1200項から削除されるのは20項のみであることが確かめられる. その20個の削除される項とは, 以下の通りである.
この級数は同様に収束する.
この級数の収束値を求めよ. 小数点以下11桁の位で四捨五入して答えよ.
格子点であって、, , が奇数、という条件を満たすものの個数をと表すとしよう。
となることが確かめられる. を求めよ.
注記 : は床関数(実数に対して, 以下の最大の整数)を表す.
オレゴン州の(自動車の)ナンバープレートは, 3つの文字のあとに(各桁が[0..9]の間をとりうる)3桁の数字が続くことで構成されている. セスは車で通勤中に以下のようなゲームをする: 旅程中に見た二つのナンバープレートの数字の合計が1000になったときに勝ちとする.
例えば MIC-012 と HAN-988 は勝ちとなり, RYU-500 と SET-500 も同様. (同じ旅程中に見る限りは)
勝つために見る必要のあるナンバープレートの数の期待値を求めよ. 小数点以下9桁の位で四捨五入して答えよ.
注記 : 各ナンバープレートを見るということは, 任意の三桁の数字を見るということと同様であると仮定する.
すべての三角形はその3つの頂点を通る外接円を持っている. 整数の辺を持ち, さらに外接円の半径も整数となる三角形について考えよう.
半径が n 以下の外接円を持つ上記のような三角形すべてについて, その外接円の半径を合計したものを S(n) としよう.
S(100)=4950, そして S(1200)=1653605 となる.
を求めよ.
数 n の整数分割 (interger partition) とは, 正の整数の和が n となるような書き表し方のことである.
加える数の順序が違うだけの分割は同じものとみなす. n の成分別分割 (partition of n into distinct parts) とはすべての成分がたかだか1回だけ現れる n の分割を表す.
5の成分別分割は以下のようになる: 5, 4+1, 3+2.
n の成分別分割のうちその成分の積が最大となる時, その積を f(n), その分割の要素の数を m(n) としよう.
すなわち f(5)=6 そして m(5)=2 となる.
n=10 の時, 最大の積となる分割は 10=2+3+5 となり, f(10)=30, m(10)=3 となる. また, それらを掛けた積は, f(10)·m(10) = 30·3 = 90 となる.
1 ≤ n ≤ 100 のときの Σf(n)·m(n) = 1683550844462 であることが確かめられる.
のときの Σf(n)·m(n) を求めよ. 5000万番目の素数, 982451653を法として答えよ.
以下の擬似乱数生成器により生成される整数の数列を Sn とする:
のとき、をの最小値とする。
とする。
M(10) = 432256955, そして M(10 000) = 3264567774119 であることが確かめられる.
M(2 000 000 000) を求めよ.
整数の辺が幾何数列 (等比数列), すなわちとなる三角形を幾何三角形 (geometric triangle) と定義しよう.
例えば, a = 144, b = 156, c = 169 の辺を持つとき, これは幾何三角形となる.
周囲の長さが以下となる幾何三角形は 861805 個ある.
周囲の長さが以下となる幾何三角形は何個あるか.
以下のような規格外の目を持つサイコロについて考えよう。
サイコロ A: 1 4 4 4 4 4 サイコロ B: 2 2 2 5 5 5 サイコロ C: 3 3 3 3 3 6
2人の対局者が順番にサイコロを選びそれを振ってゲームをする。大きい目を出した対局者が勝者となる。
もし先手がサイコロ A を選び、後手がサイコロ B を選んだ場合、後手が勝つ確率は以下のようになる:
もし先手がサイコロ B を選び、後手がサイコロ C を選んだ場合、後手が勝つ確率は以下のようになる:
もし先手がサイコロ C を選び、後手がサイコロ A を選んだ場合、後手が勝つ確率は以下のようになる:
つまり、先手がどのサイコロを選んでも、後手は別のサイコロを選んで50%より大きい勝率を得られる。 この性質を持つサイコロの集合のことをサイコロの非推移的集合と呼ぼう。
サイコロの非推移的集合がどのぐらいあるのか調査したい。以下の状況を仮定しよう:
3つの6面サイコロがあり、全ての面は1からNの間のいずれかの目である
サイコロの目の配置にかかわらず、同じ目の集合を持つサイコロは同等とする
複数のサイコロに同じ目があってもよい。もし両方の対局者が同じ目を出した時はどちらも勝ちとならない
サイコロの集合 {A,B,C}, {B,C,A}, {C,A,B} は同じ集合である
N = 7 のとき、そのような集合は 9780 組ある。 N = 30 のときはいくつあるだろうか?
の迷路とは、左上の四角から反対の右下の四角へただ一つの通り道を持つ、格子の間を壁で仕切られたの長方形型格子である。 の迷路との迷路の例を以下に示す。
異なるの迷路の数をで表すとしよう。回転や鏡映をさせて作られる迷路は別の迷路であると考える。
(有効数字5桁として四捨五入した指数表記)であることが確認できる。 を求め、5桁の有効数字として四捨五入した指数表記で表せ。
回答の際は、仮数部と指数部を分けるのに小文字の e
を使うこと。例えば、答えが 1234567891011 のときは、回答のフォーマットは1.2346e12
となる。
かつとの最小公倍数がと等しくなる正の整数との組の個数をと表すとしよう。
の総和関数をとしよう。すなわちである。
がすでに与えられている。
を求めよ。
各桁にゼロを持たず、桁の数の合計が 5 になる正の整数は16個ある。すなわち: 5, 14, 23, 32, 41, 113, 122, 131, 212, 221, 311, 1112, 1121, 1211, 2111, 11111 これらの和は17891である。
各桁にゼロを持たず、桁の数の合計がになる正の整数の和をとしよう。
を求めよ。
回答は下9桁のみを入力せよ。
番目の三角数をとしよう。 すなわちである。
の約数の数をとしよう。 例えばとなる。
かつが成り立つ三数 (triples) の個数をとしよう。 となる。
を求めよ。 回答として最後の18桁を答えよ。
素数に対して、としよう。
例えば p=7 の場合、 (7-1)! + (7-2)! + (7-3)! + (7-4)! + (7-5)! = 6! + 5! + 4! + 3! + 2! = 720+120+24+6+2 = 872 なのでである。
に関してとなる。
に関してを求めよ。
ハーシャッド数 (Harshad Number)あるいはニーベン数 (Niven Number)とは、自身の各桁の和で割り切ることのできる数のことである。 201は自身の各桁の和である3で割り切ることができるのでハーシャッド数である。 201の最後の桁を切り詰めると20が得られ、これはハーシャッド数である。 20の最後の桁を切り詰めると2が得られ、これもまたハーシャッド数である。 ハーシャッド数の最後の桁を再帰的に切り詰めていってもハーシャッド数となるものを右切り詰め可能ハーシャッド数 (right truncatable Harshad number)と呼ぼう。
同様に: 201/3=67は素数である。 その自身の各桁の和で割ると素数になるハーシャッド数を強いハーシャッド数 (strong Harshad number)と呼ぼう。
ここで素数2011を見てみよう。 最後の桁を切り詰めると201となり、これは強いハーシャッド数であるとともに右切り詰め可能である。 このような素数を強い右切り詰め可能ハーシャッド素数 (strong, right truncatable Harshad primes)と呼ぼう。
10000未満の強い右切り詰め可能ハーシャッド素数の和は90619となる。
未満の強い右切り詰め可能ハーシャッド素数の和を求めよ。
ポリゴンとは、閉じた閉路になるよう組み合わされた直線分から成る平面図形のことである。ポリゴンは少なくとも3つの辺から成り、それ自身と交わることはない。
(* 閉じた閉路...)
正の整数の集合 S が以下の条件を満たすとき ポリゴン P を作る と呼ぼう:
ポリゴン P が同じ長さの2つの辺を持たない
ポリゴン P のすべての辺の長さが集合 S に含まれる
集合 S はそれ以外の値を含まない
例えば: 集合 {3, 4, 5} は 3, 4, 5 の長さの辺を持つポリゴン(三角形)を作る。 集合 {6, 9, 11, 24} は 6, 9, 11, 24 の長さの辺を持つポリゴン(四角形)を作る。 集合 {1, 2, 3} そして {2, 3, 4, 9} からはどんなポリゴンも作られない。
以下のように定義される数列を考えよう:
(のとき)
集合をとしよう。例えば、である。 の部分集合で、少なくとも一つのポリゴンを作ることができるものの個数をとしよう。 例えばとなる。
の最後の9桁を求めよ。
をで割り切ることができる最大の整数をで表すとしよう。 例えばとなる。
かつを満たすの個数をで表すとしよう。
であることが確認できる。
を求めよ。
(** 原文のcdotがいまいち意味不明で自信がない)
平面上のいかなる三角形Tにおいても、Tの内部にぴったりと収まる, 最大の面積となる唯一の楕円の存在を示すことができる。
与えられたnに対し、以下の条件を満たす三角形Tを考えよう:
Tの頂点がnの絶対値以下の整数座標を持つ
T内の最大面積となる楕円の焦点がとになる
注:楕円の焦点とは、楕円の境界上の点Pに対しAP + BPが一定の長さとなる二点AとBのことである。
を整数とし、の約数の集合をとしよう。
の部分集合が一つの要素のみを含むか、あるいはのいかなる要素もその他のいずれの要素によっても割り切ることができないとき、をの反鎖 (antichain) と呼ぼう。
例えば: はの反鎖ではない。 はの反鎖である。
の反鎖のうち最大の長さとなるもののその長さをで表すとしよう。
に対するを求めよ。
(** 説明「互いに素」ではいけないのかしら。集合に「長さ」はない。en.wikipediaでは、antichainとはもっと一般化した内容で、widthという属性とともに説明されている。 )
このような三角形全ての面積の総和をとしよう。
例えばのとき、そのような三角形が二つ存在する。それらの頂点はとであり、三角形の面積はどちらも36になる。したがってとなる。
であることが確認できる。
を求めよ。
を二進展開したものに存在する1の隣接ペアの個数を表す数列を定義しよう(隣接ペアは7の場合のように重なりがある可能性がある)。 例えば、となる。
数列をと定義しよう。 この数列はルーディン-シャピロ数列(Rudin-Shapiro sequence)と呼ばれる。
を順次総和してできる数列(summatory sequence)を考えよう。
これらの数列の最初の値は以下のようになる。
n
0
1
2
3
4
5
6
7
a(n)
0
0
0
1
0
0
1
2
b(n)
1
1
1
-1
1
1
-1
1
s(n)
1
2
3
2
3
4
3
4
数列はすべての要素が正の整数となり, さらにその整数はちょうど回現れるという注目すべき性質を持っている。
数列にが回目に現れたときのにおける添字を、のときと表すと定義しよう。 例えばとなる。
を以下のように定義されるフィボナッチ数列としよう。 (のとき)
と定義しよう。
に対するを求めよ。
辺の長さがの三角形を考えよう。この三角形の面積は9になることがわかる。
何らかの正の整数とに対して、の辺を持ち、面積が以下の整数となる、すべての三角形の面積の和をとする。
例の三角形はである。
である。
を求めよ。
を満たすすべての格子点について考えよう。
原点から別の格子点すべてに対して線が引かれる。 このとき、個別の (訳注:重複する線は一つとみなす)線の個数をで表すとしよう。
がすでに与えられている。
を求めよ。回答は最初の9桁の後に最後の9桁を続けて答えよ。
1つの偏りのない四面体のサイコロを振り、出た目Tを記録する。 T個の偏りのない六面体のサイコロを振り、出た目の合計Cを記録する。 C個の偏りのない八面体のサイコロを振り、出た目の合計Oを記録する。 O個の偏りのない十二面体のサイコロを振り、出た目の合計Dを記録する。 D個の偏りのない二十面体のサイコロを振り、出た目の合計Iを記録する。
Iの分散を求めよ。答えは四捨五入して小数点以下第4位までで入力せよ。