558 : 無理数の基底
x3=x2+1 の実数解を r とする。
全ての正の整数は r の異なるべき乗の和として書くことができる。
項の数を有限、2つの指数の差を3以上とすると、一意に表現される。
例えば、3=r−10+r−5+r−1+r2, 10=r−10+r−7+r6 である。
興味深いことに、この関係はの複素数解にも成り立つ。
n の一意表現の項数を w(n) とする。したがって w(3)=4,w(10)=3 である。
より形式的には、全ての正の整数 n について、いくつかの条件のもとで一意に表せる。
n=k=−∞∑∞bkrk
全ての k について bk は0か1
全ての k について kbk+bk+1+bk+2≤1
w(n)=k=−∞∑∞bk は有限である
いま、S(m)=j=1∑∞w(j2) とする。
S(10)=61 と S(1000)=19403 が与えられている。
S(5000000) を求めよ。