198 : 曖昧数 (*)

実数xxに対して, 分母がdd以下になるような既約分数による最も正確な近似をr/sr/ssds ≤ d, rrssは互いに素)とすると, r/sr/sよりxxに近いいかなる有理数p/qp/qについてもq>dq > dとなる.

ほとんどの場合, 実数に対する最も正確な近似は, 任意の分母の上限ddに対して一意に定まる. しかし, 中には9/409/40のような例外もある. 9/409/40は, 分母の上限が66のとき, 最も正確な近似が1/41/41/51/5の2つ定まる. このように, 少なくとも一つの分母の上限ddに対して, 最も正確な近似が2つ以上定まる実数xxを「曖昧数」と呼ぶことにする. 明らかに, 曖昧数は有理数でなければならない.

0<x<1/1000 < x < 1/100かつq108q ≤ 10^8なるx=p/qx = p/qについて, 曖昧数は全部でいくつ存在するか.

(*192が類題、用語の統一?)

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