339 : エヴラウクの息子ペレドゥル

やがてペレドゥルは川の流れる谷にやってきた. そのへりには木々が生い茂り, 川の両岸には平らな牧草地があった. そしてこちらの岸には白い羊の群れ, 向こう岸には黒い羊の群れがいた. 白い羊の一匹がメェと鳴くと, 黒い羊の一頭が川を渡って, 白い羊となった. 黒い羊の一匹がメェと鳴くと, 白い羊の一頭が川を渡って, 黒い羊となった. (「マビノギオン」 エヴラウグの息子ペレドゥルの物語より)

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