361 : スー・モース数列の部分数列

スー・モース数列 (Thue-Morse sequence) {Tn} は, 以下の条件を満たす二値数列である.

  • T0=0T_0 = 0

  • T2n=TnT_{2n} = T_n

  • T2n+1=1TnT_{2n+1} = 1 - T_n

{Tn}\{T_n\}の最初のいくつかの項は以下のようになる. 01101001_10010_1101001011001101001.... (* 10010だけ赤強調)

{Tn}\{T_n\}の部分数列として現れる各要素を二進表記の整数とし, それを(小さい方から)並べた数列を{An}\{A_n\}と定義する. たとえば, 十進数の 18 は二進表記で 10010 と表される. これは{Tn}\{T_n\}T8T_8からT12T_{12}として現れる. したがって18 は{An}\{A_n\}の要素となる. 十進数の 14 は二進表記で 1110 と表される. これは{Tn}\{T_n\}に現れない. したがって14 は{An}\{A_n\}の要素ではない.

数列{An}\{A_n\}の最初のいくつかの項は以下のようになる.

nn

0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

AnA_n

0

1

2

3

4

5

6

9

10

11

12

13

18

同様に, A100=3251,A1000=80852364498A_{100} = 3251, A_{1000} = 80852364498となる.

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