363 : ベジェ曲線 (*)

三次ベジェ曲線は四点P0,P1,P2,P3P_0, P_1, P_2, P_3により定義される.

曲線は以下のように作られる : 線分P0P1,P1P2,P2P3P_0P_1, P_1P_2, P_2P_3上の点Q0,Q1,Q2Q_0, Q_1, Q_2を, ([0,1][0,1]の範囲内のttに対し) P0Q0P0P1=P1Q1P1P2=P2Q2P2P3=t\displaystyle \frac{P_0Q_0}{P_0P_1}=\frac{P_1Q_1}{P_1P_2}=\frac{P_2Q_2}{P_2P_3}=tとなるように描く. 線分Q0Q1,Q1Q2Q_0Q_1, Q_1Q_2上の点R0,R1R_0, R_1を, 同じ値ttを使ってQ0R0Q0Q1=Q1R1Q1Q2=t\displaystyle \frac{Q_0R_0}{Q_0Q_1}=\frac{Q_1R_1}{Q_1Q_2}=tとなるように描く. 線分R0R1R_0R_1上の点BBを同じ値ttを使ってR0BR0R1=t\displaystyle \frac{R_0B}{R_0R_1}=tとなるように描く. 点P0,P1,P2,P3P_0, P_1, P_2, P_3によるベジェ曲線は, 線分P0P1P_0P_1上に取りうるすべてのQ0Q_0による, 点BBの軌跡と定義される. ( 全ての点に対しttの値は同じであることに注意. )

(以下途中、アプレットをJSに作り替えよう)

右のアプレットで ( ※ 訳注 : こちらには Java アプレットを埋め込められないため, 公式にてご確認ください ) 点 P0, P1, P2, P3 をドラッグし, ベジェ曲線 (緑の曲線) がこれらの点によりどのように定義されるかを見ることができる. 線分 P0P1 の間にある点 Q0も同様にドラッグできる.

こうして作られたベジェ曲線は, P0P_0における線分P0P1P_0P_1と,P3P_3における線分P2P3P_2P_3とを接線に持つことがわかるだろう.

P0=(1,0),P1=(1,v),P2=(v,1),P3=(0,1)P_0=(1,0), P_1=(1,v), P_2=(v,1), P_3=(0,1)の三次ベジェ曲線は四分の一の円弧に近くなる. ここで0より大きい値vvは線OP0,OP3OP_0, OP_3と曲線によって囲まれる面積が π/4 ( 四分の一の円の面積 ) と等しくなるように選ばれる.

四分の一の円弧の長さに対しこの曲線の長さとの違いは何パーセントになるだろうか? つまり, LLを曲線の長さとしたときの100×L(π/2)(π/2)\displaystyle 100 \times \frac{L-(\pi/2)}{(\pi/2)}を計算せよ. 小数点以下11桁の位で四捨五入して答えよ.

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