数の集合Aについて,sum(A)でAの要素の和を表す. 集合B={1,3,6,8,10,11}を考えよう. Bの3要素の部分集合は20個あり, それぞれ和は以下になる.
sum({1,3,6})=10,sum({1,3,8})=12,sum({1,3,10})=14,sum({1,3,11})=15,sum({1,6,8})=15,sum({1,6,10})=17,sum({1,6,11})=18,sum({1,8,10})=19,sum({1,8,11})=20,sum({1,10,11})=22,sum({3,6,8})=17,sum({3,6,10})=19,sum({3,6,11})=20,sum({3,8,10})=21,sum({3,8,11})=22,sum({3,10,11})=24,sum({6,8,10})=24,sum({6,8,11})=25,sum({6,10,11})=27,sum({8,10,11})=29. これらの和は1つしか現れない場合もそうでない場合もある. 集合Aについて, U(A,k)で, Aのk要素の集合全体について和を取ったときに1回のみ現れる和の集合を表す. 上の例をとると, U(B,3)={10,12,14,18,21,25,27,29}であり, sum(U(B,3))=156となる.
今, 100個の要素を持つ集合 S={12,22,...,1002}を考える. Sの50要素の部分集合は100891344545564193334812497256個ある.
50要素の部分集合の和の中で1回のみ現れる和の集合の総和を求めよ. すなわち, sum(U(S,50))を求めよ.