298 : 選択的健忘
ラリーとロビンが次のような記憶ゲームを行う。1回ごとに 1 から 10 までの数のうちどれか 1 つがランダムに告げられていく。各プレイヤーは前に呼ばれた数字を 5 つまで覚えることができる。もし告げられた数字を記憶していたら、1ポイントを得る。もし記憶していなかった数字ならば、プレイヤーは呼ばれた数字を記憶に加え、このとき記憶が一杯であれば他の数字を取り除く。
両プレイヤー共に空の記憶から始める。各プレイヤーは共に記憶していなかった新たな数字を必ず記憶していくが、どの数字を忘れていくかを決める戦略が異なる。ラリーの戦略は一番長く呼ばれなかった数字を忘れる。ロビンの戦略は一番長く記憶していた数字を忘れる。
ゲームの例を挙げる:
ターン
呼ばれた数字
ラリーの記憶
ラリーの得点
ロビンの記憶
ロビンの得点
1
1
1
0
1
0
2
2
1,2
0
1,2
0
3
4
1,2,4
0
1,2,4
0
4
6
1,2,4,6
0
1,2,4,6
0
5
1
1,2,4,6
1
1,2,4,6
1
6
8
1,2,4,6,8
1
1,2,4,6,8
1
7
10
1,4,6,8,10
1
2,4,6,8,10
1
8
2
1,2,6,8,10
1
2,4,6,8,10
2
9
4
1,2,4,8,10
1
2,4,6,8,10
3
10
1
1,2,4,8,10
2
1,4,6,8,10
3
ラリーの得点をLで、ロビンの得点をRで表すとして、50ターン後の |L-R| の期待値を求めよ。小数点以下8桁に四捨五入し、x.xxxxxxxxの形式で回答せよ。
最終更新
役に立ちましたか?