318 : 2011個の9

実数2+3\sqrt{2}+\sqrt{3}について考える. 2+3\sqrt{2}+\sqrt{3}の偶数乗を計算すると以下が得られる. (2+3)2=9.898979485566356(\sqrt{2}+\sqrt{3})^2 = 9.898979485566356\dots (2+3)4=97.98979485566356(\sqrt{2}+\sqrt{3})^4 = 97.98979485566356\dots (2+3)6=969.998969071069263(\sqrt{2}+\sqrt{3})^6 = 969.998969071069263\dots (2+3)8=9601.99989585502907(\sqrt{2}+\sqrt{3})^8 = 9601.99989585502907\dots (2+3)10=95049.999989479221(\sqrt{2}+\sqrt{3})^{10} = 95049.999989479221\dots (2+3)12=940897.9999989371855(\sqrt{2}+\sqrt{3})^{12} = 940897.9999989371855\dots (2+3)14=9313929.99999989263(\sqrt{2}+\sqrt{3})^{14} = 9313929.99999989263\dots (2+3)16=92198401.99999998915(\sqrt{2}+\sqrt{3})^{16} = 92198401.99999998915\dots

これらの小数部分の先頭から連続している9の数は非減少であるように見える. 実際に(2+3)2n(\sqrt{2}+\sqrt{3})^{2n}の小数部分はnnを大きくすると11に近づいていくことが証明できる.

p,qp,qを正の整数でp<qp<qとしたときに, (p+q)2n(\sqrt{p}+\sqrt{q})^{2n}の小数部分が1に近づいていくような全ての実数(p+q)(\sqrt{p}+\sqrt{q})について考える.

C(p,q,n)C(p,q,n)(p+q)2n(\sqrt{p}+\sqrt{q})^{2n}の小数部分の先頭から連続する9の数とする.

N(p,q)N(p,q)C(p,q,n)2011C(p,q,n) \geq 2011となる最小のnnとする.

p+q2011p+q \leq 2011についてN(p,q)\sum N(p,q)を求めよ.

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